2018年5月5日(土)にセブンカルチャーネットワークが主催する「横浜工場夜景クルージングツアー」に講師として参加させて頂きました。GW中の開催となったため、催行できるか不安がありましたが、これまでのクルージングツアーよりも好調で、30名近くの方にご参加頂きました。
常連の方から初めての方まで、幅広い層の方にご参加頂き、船上からの夜景撮影をたっぷり楽しんで頂きました。早速ではありますが、ツアーレポートを書かせて頂きます。
セブンカルチャーネットワークは池袋に拠点がありますが、池袋から横浜への移動は時間がかかるため、関内の貸し会議室を手配して頂きました。
縦長の会議室ですが、プロジェクターのスクリーンとテレビの大きさがあまり変わらないため、テレビを使って講義をします。今回は70分ほどお時間を頂きましたが、前半は動画でクルージングツアーの雰囲気をお伝えし、後半は撮影テクニックや作例紹介をメインとした解説をさせて頂きました。この日のために、4月末にサンタバルカ号に乗船して同じルートをロケハンしてきました。
講義終了後はタムロンさんによる、レンズ貸出サービスの説明があり、当日は「SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2」「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」の無料レンタルサービスが受けられ、大変好評でした。私も作例用にSP 24-70mmを借りており、本ブログの作例も大半がSP 24-70mmで撮影されたものになっています。通しでF2.8と明るく、5段分の手ブレ補正は夜景クルージングとの相性も抜群です。
貸切クルーザーでお馴染みの「ゆめはま号」は2階部分がデッキとなっており、波しぶきがカメラにかかる心配も少ないのが嬉しいです。出港前に船長さんと航路や停船ポイントの打ち合わせをさせて頂きました。
18時30分頃、予定通り船が出航しました。これから2時間30分、たっぷりと夜景撮影を楽しんで頂きます。まずは横浜ベイブリッジを目指しますが、トワイライトタイムまで時間があるため、山下公園付近でしばらく停船し、撮影の練習をして頂きました。
大桟橋からも同じような景色が見えますが、夕暮れの横浜みなとみらいの美しさは格別です。今回はガイドの方も乗船されていて、船上からの景色の見所なども解説頂きました。
横浜ベイブリッジが見えてきました。18:50-19:00の間は主塔がブルーに光りますので、このタイミングを狙って、撮影に入ります。
横浜ベイブリッジを撮影後、本牧ふ頭に向かいます。入り組んだ場所まで船に近づいてもらう予定でしたが、他のコンテナ船が出航前だったため、手前からの撮影となりました。
目の前で見るコンテナ船とガントリークレーンの迫力には圧倒されます。光量も多く、停船時間であれば手持ちでもキレイに撮れます。
本牧ふ頭の撮影を終えた後、磯子方面へ向かいます。横浜港シンボルタワーが見えました。ここは夏期限定になりますが、夜間開放されていて、夜景が楽しめます。
南本牧ふ頭を抜けて、しばらく進むとJXTGエネルギー根岸製油所が見えてきます。撮影ポイントは2ヶ所あり、1ヶ所目の撮影ポイントからは煙突から出る炎(フレアスタック)の迫力に圧倒されます。
船上からの撮影風景を撮りました。停船時間が限られているため、皆さん撮影に集中されています。
2ヶ所目の撮影ポイントに来ました。1ヶ所目に比べてプラントの光が明るく、きれいな写真が撮れるように思います。京浜運河(川崎)ルートでも製油所を近くで見れますが、京浜運河とは違った良さがあるように思います。
いよいよ折り返し地点を過ぎて、これから帰路に向かいます。その前に磯子火力発電所の付近で停船時間を設けました。ロケハンの時に乗船したサンタバルカ号は火力発電所付近で停船しないため、ツアーではしっかり停船時間を設けました。
○根岸から横浜ベイブリッジまで停船時間がなく、東京湾が波が高かったため、ツアー参加者全員に船内に降りて頂き、しばらく休憩を取って頂きました。合間に崎陽軒さんのお弁当を頂きましたが、半数以上の方は乗船前に食べ終えていたようです。お弁当にはしゅうまいも入っていて、美味しかったです。
船内に戻ってから20分以上経つと再び横浜ベイブリッジが見えてきました。再び船を停船して、撮影時間を設けました。ぎりぎりですが、ブルーにライトアップされたタイミングに間に合いましたが、途中でブルーのライトアップが消えてしまいました。
時間に少し余裕があったため、横浜みなとみらいが間近で見渡せるポイントに移動します。アニヴェルセルの結婚式場やコスモクロックが間近で見えるポイントで停船しました。
横浜ランドマークタワー方面の撮影も楽しんで頂きたかったのですが、連休ということもあり、ビルの明かりはほとんど消えていました。横浜みなとみらい中心地を撮るなら平日がおすすめです。
国際橋をくぐるとき、立っているとカメラや体をぶつけてしまうので、参加者全員にしゃがんで頂きました。潮の満ち引きによって、橋の下をくぐれるかどうかが変わってくるようです。
21時頃、船は無事にピア象の鼻に帰港しました。2時間30分と長い時間でしたが、横浜ベイブリッジ、本牧ふ頭、JXTGエネルギー、横浜みなとみらいと様々なバリエーションの夜景を楽しんで頂けたかと思います。これまでは京浜運河(川崎)ルートのツアーばかりでしたが、今後は2本に1本程度は、本牧・根岸(横浜)ルートのツアーも出来ればと思います。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。