撮りフェス in 室蘭 2018/工場夜景撮影バスツアーレポート

撮りフェス・祝津公園展望台 夜景撮影セミナー・ツアー

7月7日~8日にかけて、今年で3年目となる「撮りフェス in 室蘭」が開催されました!
24時間滞在型のフォトコンテストで、室蘭をテーマに作品を提出し、優秀な作品には賞が授与されます。
カメラメーカーなども協賛し、街を挙げて盛り上がりを見せていました。
私も夜景撮影バスツアーの講師兼審査員として、本イベントに関わらさせて頂きました。

道の駅みたら室蘭

7月6日にロケハンのため、前日入りしましたが、前日は夜遅くになって天気が回復してきました。7日は残念ながら終日雨が降っており、夜景撮影ツアーの開催も心配でしたが、予定通り開催されることとなり、安心しました。セミナーの会場は道の駅「みたら室蘭」となります。

撮りフェス 2018

会場に入ると「撮りフェス」の大きな看板を発見。今年は500名ほどエントリーされたそうで、過去最高の記録となったようです。

工場夜景撮影セミナー

工場夜景バスツアーの定員は40名でしたが、40名を大幅に上回る応募を頂き、抽選となってしまいました。本州からお越しになられて、抽選に漏れてしまった人もいるようでしたが、夜景見学バスツアーの方に参加される方もいらっしゃいました。講義は約50分ほどで、夜景撮影の基本や室蘭の夜景撮影スポットの作例解説をさせて頂きました。皆さん、とても真剣な表情で講義を聴いていらっしゃいました。

夜景撮影ツアーバス

講義が終わって、いよいよツアーバスに乗車します。室蘭と言えば道南バス。新千歳空港から室蘭に移動する際もお世話になっています。

白鳥大橋展望台での撮影風景

1ヶ所目は「白鳥大橋展望台」。天気が良ければ、ここで夕景の撮影を楽しんで頂こうと思いましたが、悪天候のため夕日は全く見えず、白鳥大橋の撮影を楽しんで頂きました。

ライトアップが始まったばかりの白鳥大橋

日没と同時に白鳥大橋は点灯します。遠くにはJXTGエネルギーのライトアップされた煙突が見えるはずですが、天気が悪かったのか、まだ点灯していなかったのか、煙突は見えませんでした。

続いて、2ヶ所目の「祝津公園展望台」へ。夜景見学バスツアーでも立ち寄る定番の工場夜景スポットで、室蘭港を中心にJXTGエネルギーの工場や白鳥大橋が見渡せます。雨はなかなか止む気配がありませんが、小雨になってきました。

白鳥大橋の夜景

ちょうどトワイライトタイムでしたが、白鳥大橋の奥にある主塔は霧で見えづらくなっています。色味も全体的にくすんだ感じになります。

トワイライトタイムの白鳥大橋

そこでツアー参加者の皆さんに「ホワイトバランスを電球や蛍光灯色にしましょう」とアドバイスしました。悪天候時は青みを強めた方が、幻想的に見えますね。

白鳥大橋の夜景

構図を変えて撮ってみました。右側にループ橋を入れています。

白鳥大橋を渡る

再びツアーバスに乗って、白鳥大橋を通過します。ちょうど工事中のため、橋の上で一時停車することになりました。普段は駐停車禁止なので、橋の上から止まって夜景が見えたのは奇跡かもしれません。

陣屋除雪ステーションでの撮影風景

3ヶ所目は普段、立入ができない「陣屋除雪ステーション」。夜景見学バスでも定番のスポットですが、本ツアーのために特別に立入を許可頂きました。30~40人が並んで目の前に見えるJXTGエネルギーのプラントやライトアップされた煙突が見渡せ、誰もがその迫力に圧倒されることでしょう。

陣屋除雪ステーションからの夜景

曇った空と水蒸気が重なり、なんとも幻想的な景色に。悪天候でも写真の場合は、逆にキレイに写ることもあります。

ライトアップされた煙突

ライトアップされた煙突を日の丸構図で。明かりに水蒸気や雲が重なり、スッキリした天気よりもはるかに幻想的に見えます。

ライトアップされた煙突とプラント群

空いたスペースから私も工場を撮影しました。ツアーの前半は手持ちで撮っていましたが、やはり長時間露光は画質が違いますね。

ツアーバスと工場

続いて4ヶ所目となる「崎守ビュースポット」も、一般の立入が規制されたエリアで、ここからはJXTGエネルギーの工場と白鳥大橋が見渡せます。バスと工場を写してみました。

崎守ビュースポットでの撮影風景

雨で路面が濡れていますが、雨はほとんど止んでいて、なんとか傘を差さずに撮影できる状態でした。

水たまりに反射した工場の明かり

ちょうど手前に大きな水たまりがあったので、撮影している参加者の後ろ姿と、水面に反射した工場の明かりを写してみました。

JXTGエネルギー

工場を正面に、水面も写し込む定番の構図です。空の曇り具合がどうしても目立ってしまいますね。

白鳥大橋

白鳥大橋を真横から眺めることができます。大型船が停泊していたので、船の明かりも水面に反射して、よりキレイに見えます。

ガントリークレーン

後ろを振り返ればガントリークレーンがあり、クレーンを撮りに行かれる参加者もいました。休日はクレーンが動いておらず、平日に比べて大人しい印象でした。

白鳥大橋を渡って道の駅みたらに戻る

撮影ツアーは無事に終わり、再び白鳥大橋を渡って、21時30分頃に道の駅に戻りました。今回は残念ながら雨となりましたが、逆に悪天候を活かした作品撮りを楽しんで頂けたと思います。来週、皆様の作品を審査させて頂きますが、どのような作品が集まるか、心より楽しみにしています。


室蘭工場夜景撮影ツアー

※なお、2018年10月19日(金)~21日(日)にクラブツーリズムが主催する室蘭工場夜景撮影ツアーが企画されています。撮りフェスのバスツアーで巡った撮影スポット以外にも夜景写真家 岩崎がオススメする夜景スポットを、たっぷり案内いたしますので、ご興味のある方は是非ご参加下さい!
https://tour.club-t.com/tour/detail?p_company_cd=1002000&p_from=800000&p_baitai=997&p_course_no2=01988

 

タイトルとURLをコピーしました