交換レンズにはたいてい、レンズフードが付属しています。レンズフードをとりあえず付けている方が多いと思いますが、夜景撮影においてもレンズフードは重要な役割を果たします。レンズフードの効果や装着前後の作例を比較してみたいと思います。
夜景撮影に限らず、写真を撮るときにレンズフードの装着が面倒だと感じる人も多いはず。小生も場所によってはレンズフードを付けずに撮ってしまうこともありますが、基本的には夜景撮影時はレンズフードを装着することをお勧めします。それは以下の3つの効果が期待できるからです。
太陽光の下においてもレンズフードはゴースト・フレアを低減させる効果があると言われています。夜景撮影においても、強い光源下では一定の効果が見られるはずです。
夜景撮影時の大きな天敵の一つ。それは雨が降ること。雨の水滴がレンズ表面につくと、写真にも水滴が写り込んでしまい、作品として台無しに。またレンズが故障するリスクもあります。レンズフードがあれば、少しでもレンズ表面を水滴から守ることができます。ただし、レンズを上向けているとほとんど効果はありません。
万が一、レンズ自体が落下した際にレンズ表面へのキズを防げる可能性が高くなります。レンズフードはレンズ自体を守るためにも効果がありそうです。
レンズフード装着のメリットを3つ取り上げましたが、夜景撮影で1番気になるのはやはり画質への影響。実際に光源の強い場所で、レンズフードを装着した状態と外した状態で比較してみました。
実際に2枚の写真を比べてみると明らかな差が出ました。拡大比較の画像を見て頂くとわかりやすいと思いますが、 画面の中心部に本来存在しない丸い光が縦に並んで見えます。これがゴーストです。レンズフードを装着することで、余計な光をカットし、クリアな写真が撮れていることがわかります。撮影場所が真っ暗で遠景を撮るような場合はレンズフードは画質にほとんど影響しませんが、周囲に街灯があるような場所ではレンズフードは必ず取り付けるようにしましょう。
[ レンズフードあり ] | [ レンズフードなし ] | [ 拡大比較 ] |
川崎工場夜景や東京ベイエリアなど、人気の夜景スポットを公共交通機関や貸切バスで巡ります。
事前に撮影セミナーを実施(現地またはオンライン)しており、カメラ・夜景撮影初心者も気軽にご参加いただけます。
イベントの詳細はこちら北海道~沖縄まで厳選した161の夜景スポットと撮影テクニックを網羅した夜景撮影ガイドブック。
すべてのスポットに地図とQRコードを記載。
全国の書店にて販売中!(2,145円・税込)
書籍の詳細はこちら