レンズ用のフィルターは様々なものがあり、特にイルミネーションの撮影にはクロスフィルターやソフトフィルターが活躍します。ここではソフトフィルターを使わずに、ソフト感を演出する方法を解説したいと思います。
ソフト感を演出する最も簡単な方法はソフトフィルターを導入することですが、実はピントリングを回すだけでも表現できてしまいます。例えば、シャッターを10秒間開けている場合、最後の数秒間をピントリングを回し、意図的にピントをずらすだけ。ソフト感の強弱はピントをずらした状態の秒数とピントを合わせる位置によって異なります。
横浜のみなとみらいの夜景でソフトフィルター効果を演出してみました。1枚目の写真はピント合わせた状態で撮った通常の夜景写真です。2枚目は露出中の最後にピントをずらし、軽めの効果を演出しました。3枚目はよりピントをずらす時間を長くした例です。ピントをずらす”位置”と”秒数”を変えてみて何枚か撮影すると好みの写真が撮れることでしょう。
フィルター効果の無い普通の写真 | 軽くフィルター効果をかけた写真 | 強めにフィルター効果をかけた写真 |
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