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感動夜景

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測光モードの変化

測光モードはカメラメーカーや機種によって様々あり、夜景撮影時にどの測光モードにすれば良いか悩む人も多いはず。もしくは測光モードを意識せずに撮っている方も多いのでは?ここでは測光モードの種類やモード別の作例を紹介したいと思います。

測光モードの種類

測光とは被写体の明るさをカメラが判断し、露出を決める機能のことを言います。測光モードの名前を聞いただけではどの設定にすれば良いか悩んでしまいますが、いきなり結論から入ると基本的にはカメラの購入時の設定で問題ありません。夜景撮影時は広い範囲で測光して撮影する方が適正な露出になりやすいためです。

測光の種類

- モード名 主なメーカー 測光範囲 解説
マルチパターン測光/ESP測光 マルチパターン測光 Nikon 広い範囲 画面全体から明るい部分と暗い部分のバランスを取って測光。
ESP測光 OLYMPUS
評価測光 評価測光 CANON 撮影シーンに応じて、カメラが露出を自動的に補正する。
部分測光 部分測光 CANON やや狭い範囲 逆光などに向いた設定で、スポット測光よりやや広い範囲で測光。
スポット測光 スポット測光 CANON 狭い範囲 被写体の特定の部分を用いて測光。
中央部重点平均測光 中央部重点平均測光 CANON やや狭い範囲 ファインダーの中央部分に重点を置いて測光する。

お勧めの測光モード例

  • 評価測光
  • 多分割測光
  • マルチパターン測光
  • 評価測光

測光モード別の作例

次に実際に測光モードを変更しながら同一条件下で撮影してみました。画面の中心部に観覧車があるため、明るい観覧車だけで露出を計ろうとすると全体は暗くなってしまいます。そのため、今回のような作例では評価測光が最もバランスの取れた明るさになりました。なお、今回のテスト結果では中央部重点平均測光も適正な明るさになっています。

共通の撮影条件(CANON EOS 5D Mark2)

  • 撮影モード:絞り優先AE
  • 絞り数値:8.0
  • ISO感度:400
  • 露出補正:0
横浜でのセッティング風景
横浜でのセッティング風景

4つの測光モードによる作例

評価測光 部分測光
[ 評価測光(0.6秒) ] [ 部分測光 (0.5秒)]
スポット測光 中央部重点平均測光
[ スポット測光(2秒) ] [ 中央部重点平均測光(2秒) ]
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