夜景スポットを訪問する時、時間帯によって大きく見え方が異なることに気付くはずです。 日没後のトワイライトタイムと完全に日が沈んだ後の夜景では見え方が違うのは当然ですが、街の明るさやライトアップの点灯時間を 意識することも大事です。
夜景は撮影・観賞を問わず、トワイライトタイムが最も美しいとされています。トワイライトタイムが美しい理由として、主に以下の3つの理由が挙げられます。
(1)空に青~赤色のグラデーションがかかって美しさを増す
(2)街明かりと同時に山や海などの自然のシルエットも眺められる
(3)街明かりが点灯されたばかりで光量が多い
また、一般的に日が完全に沈んだ時間帯であっても深夜0時頃を境目に、景観が大きくことなる夜景スポットも少なくありません。特に住宅街や商業施設の灯りは深夜になるほど、消灯することが多いため、特に地方の夜景スポットでは躊躇に街明かりの減少が感じられます。そのため、夜景撮影はできるだけ早い時間帯が望ましいと言えます。
夜景撮影は早い時間帯が望ましいのはわかりました。しかし、撮影場所によっては曜日を意識したり、一方で時間帯をそれほど気にしないで撮影できるジャンルもあります。
トワイライトタイムは撮影場所や季節によって大きく異なります。夏は日が沈むのが遅いため、トワイライトタイムは遅くなりますし、 逆に冬はトワイライトタイムが早くなります。東京都の場合、だいたい夏だと19時頃、冬だと17時前ぐらいだとされていますが、 正確な情報を調べる方法もあります。国立天文台のホームページでは当日の”日の出”や”日の入り”が表示されていて、日の入りに "+20分"ほど足した時刻がトワイライトタイムとなります。
東京都の月ごとのトワイライトタイムを算出してみると7月が最も遅い"19:21頃"、12月が最も早い"16:48頃"となりました。 季節によって最大で2時間30分以上も時間差が出ていることがわかります。 トワイライトタイムを狙って夜景を撮影する場合は、準備などの時間も考慮し、日没後(トワイライトタイムの約20分前)に たどり着くと余裕を持って撮影に挑めるでしょう。
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