【補足版】アサヒカメラ:削除要請&損害賠償請求 超実践マニュアル 完全版

アサヒカメラ「削除要請&損害賠償請求 超実践マニュアル 完全版」 お知らせ

「アサヒカメラ 2018年 03 月号」(2月20日発売)では、<削除要請&損害賠償請求 超実践マニュアル 完全版>と題し、「情報開示請求の文書の書き方」から「無断使用者との交渉術」までを徹底解説した特集を掲載します。昨年の2月号、3月号で大きな話題を呼んだ特集記事を大幅リニューアルし、写真を無断使用する“泥棒”を撲滅する「完全版」の特集となります。

>>PR TIMESより引用

先日、アサヒカメラを発行する朝日新聞出版さんから取材を受けまして、一般の方には敷居が高い「プロバイダ責任制限法」における”発信者情報開示請求”の方法について、経験者の立場で解説させて頂きました。書類の記入方法だけでなく、示談交渉や開示に当たっての心構えなど、不安を取り除くためのアドバイスなども掲載されております。内容証明や交渉メールなどの文面サンプルは弁護士さんの監修済みで安心です。

誌面には”発信者情報開示請求書”のサンプルが掲載されておりますが、ゼロから自身で作るのは結構大変です。「プロバイダ責任制限法関連情報Webサイト」には「PDF版」が公開されており、こちらの書類はP.28~30だけを利用すれば問題ありません。全体ではP.36まで9ページありますが、請求者が記入・プリントをするのはP.28~30だけで、P.31以降は主にプロバイダ側が使う書式になっています。なお、P.28の書式は氏名の右に「印鑑」を押すのもお忘れなく。記載する内容は誌面を参考にして下さい。

ただ、PDFデータの状態ではパソコンでの文字入力が面倒なので、無料の変換ツール(一例:CleVerPDF)などを使って、Word形式に変換すると良いでしょう。私の方で試しに開示請求書のPDFデータをWindows版のWord2013で変換してみましたが、若干レイアウトが崩れてしまったようで、変換ツールを使った方が確実そうです。AdobeのAcrobatをお持ちの方はそちらも試してみて下さい。

開示請求証拠書類のプリント方法

次に免許証やパスポートのコピーを取り、証拠に発信者(無断転載をした加害者のサイト)と請求者(自分のサイト)のページをプリント(プロバイダから指定が無い限り、モノクロでOK)して、蛍光ペンなどで画像をマーキングすると良いでしょう。プロバイダによっては、発信者のサイトのコピーを2通求められることもあります(画像は実際に権利侵害があったサイトではなく、サンプルです)。

レターパックライト

開示請求書類一式は普通郵便(切手代は120~200円程度が目安)でも郵送できますが、身分証などのコピーを同封することを考慮すると、追跡サービスの付いたレターパック(手渡しの「プラス」、ポスト投函の「ライト」)や簡易書留などで送ると安心です。

開示請求の手続きは初めての人には少しハードルが高いですが、アサヒカメラの誌面を参考に是非チャレンジしてみてください!自身での対応が不安な方や、著作権トラブルについて悩みがある方はITや知財に強い弁護士に相談されると良いでしょう!

なお、昨年は「東京理科大学大学院(MIP)」にて、著作権侵害における発信者情報開示請求をテーマに、特別講義(詳細)をさせて頂きました。講義や体験談のお話などのご依頼・ご相談がありましたら、お気軽に「お問い合わせフォーム」までご連絡頂けますと幸いです。
東京理科大学大学院での講義の様子

↓↓アサヒカメラ 2018年3月号の詳細↓↓

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