「第7回全国工場夜景サミット in 富士」に行ってきました!

その他

2016年12月17日(土)に静岡県富士市で「第7回全国工場夜景サミット in 富士」が開催されました。
2011年2月に川崎市で第1回となる工場夜景サミットが開催されて、今年の12月で7回目の開催となります。室蘭市・川崎市・四日市市・北九州市から始まった四大工場夜景都市は今では周南市・尼崎市・富士市・千葉市を含め八大工場夜景都市となり、今もなお工場夜景ブームが全国的な盛り上がりを見せています。

私自身はこれまで工場夜景サミットに参加した経験が無いのですが、今年の8月に「ゼロから学ぶ工場夜景写真術」も出版したこともあり、勉強も兼ねて今回のサミットに参加することにしました。(写真は全てスマホで撮影しています)

まずは「生しらす丼」を求めて田子の浦へ

朝8時30分頃に自宅を出発し、東名高速に乗って富士に向かいます。サミットは13時からの開始となりますが、せっかくなので田子の浦の生しらすを食べたいと思い、早めに家を出ました。

車で富士市へ向かう

東名高速道路は渋滞もなく、快適そのもの。約2時間で東名・富士ICへ。

漁港の風景

漁港の風景。すがすがしいほどの晴れ模様。

田子の浦漁港の食堂

田子の浦漁港共同組合の食堂。毎年4月~12月のお昼に営業しています。沼津や清水に比べて良い意味で地元向けな雰囲気が漂っています。

しらす丼

冬になるとしらす漁自体が少なくなり、この日は過去に水揚げされたしらすの解凍ものでした。以前、当日に水揚げされた生しらすを頂いたことがありますが、味の違いは感じられませんでした。ハーフ丼はこのボリュームで650円とお値打ちです。味噌汁にもしらすが入っているのも嬉しいポイント。

しらすの唐揚げ

しらすの唐揚げも売られていました。カップにたっぷりのしらすが入って120円。おつまみにも良さそうです。

田子の浦港と富士山

ちょっと早い昼食を済ませて、漁港から富士山を眺めました。過去に何度か富士市に来ていますが、これほど富士山が綺麗に見えた日は今日が初めてです。田子の浦からの富士山夜景も期待できそうです。

工場夜景サミットの会場へ

12時過ぎに会場へ到着しました。会場はまだ人がまばらでしたが、徐々に関係者や一般の参加者が集まりました。久しぶりにお会い出来た方もたくさんいて、夜景談話に花が咲きました。

ロゼシアターの外観

ロゼシアターは初訪問ですが、とても立派な会場です。

会場入口の案内

会場入口の案内板。今年で富士市政50周年となるようです。

本日のイベント一覧

音楽関係のイベントもあり、駐車場は大混雑していました。早めに到着して本当に良かったです。

会場の様子

12:30になると受付が始まり、一般の参加者が会場に入れるようになりました。

トイレットペーパーとパンフレット

受付ではパンフレットだけでなく、夜景写真がプリントされたトイレットペーパーやキーホルダー型のランタンも頂きました。とてもレアなものばかりです。パンフレットも丁寧に作られており、工場夜景サミット成功への意気込みが感じられます。

13:00~工場夜景サミット開始!オープニング~開会挨拶

13時の定刻通り、工場夜景サミットが始まりました。16時まで3時間もあり、どれほどの濃い内容なのか楽しみで仕方ありません。

MC伊藤慶さん

当日のMCは富士市・富士宮市でコミュニティFM放送局「ラジオエフ」のナビゲーターを務める伊藤 慶さんでした。お話がとてもスムーズで面白く、さすがプロのMCさんです。

結花乃さん

オープニングは富士市出身のシンガーソングライター「結花乃」さん。今回のサミットのために作られた工場をテーマとした曲を含め、3曲聴かせて頂きました。声がとても透明感があって美しく、会場からは大きな拍手が上がりました。

富士市長のご挨拶

続いて開会挨拶です。富士市長自らが挨拶をされました。市長はサミットの最後までずっと会場にいらっしゃったのも印象的です。

望月衆議院議員のご挨拶

来賓には多くの市議会・県議会議員がいらっしゃいましたが、静岡出身の望月衆議院議員もご挨拶されました。清水で生まれ育ったそうで、静岡での思い出話なども聞かせて頂きました。

八大都市代表による工場夜景紹介

全国にある八大工場夜景都市のプレゼンが始まりました。北の室蘭市から西の北九州市まで約10分間のプレゼンが行われ、それぞれの都市の工場夜景の魅力について語られていました。

室蘭市の活動報告

室蘭観光協会の仲嶋事務局長によるプレゼン。夜景だけでなく、「焼きとり」や「カレーラーメン」などご当地グルメや観光地の紹介もされました。今、北海道で夜景を売りにしている最も熱い都市だけあり、プレゼンにも力が入っていました。

千葉市の活動報告

今回から工場夜景都市に加わった千葉県千葉市のプレゼンです。千葉市には千葉ポートタワーがあり、高い場所から製鉄所を中心とした工場が眺められるのが売りです。工場夜景クルーズも運航しているようで、海からも眺められるのがポイントでしょうか。ただし、陸地から眺められる場所は限りがありそうです。

川崎市の活動報告

工場夜景ブーム発祥の地と言える神奈川県川崎市。バスツアーやクルーズの紹介などをして頂きました。

四日市市の活動報告

3つのコンビナートを有する四日市市はちょっと変わったプレゼンでした。工場夜景ブームへの警笛とも言えるユーモアある内容で鉄道と比較し、夜景だけでなく「工場」そのものに関心を持つことの大事さについて語られていました。

尼崎市の活動報告

夜景バスツアーなどに積極的に取り組まれている尼崎市の報告です。尼崎市は比較的身近な場所から工場を眺められるのが魅力で、特に撮影スポットとして面白い場所がたくさんあることを語られていました。工場との近さでは全国屈指なのは間違いなさそうです。

周南市の活動報告

川崎や四日市に匹敵するほどの工場夜景が楽しめる周南市の報告は工場夜景クルーズの動画から始まり、巨大クレーンをキリンに見立てたり、動物に例える表現が特徴的です。新幹線の車内からも工場夜景が楽しめるのは周南ならでは。

北九州市の活動報告

製鉄所や化学工場が栄える北九州市。工場夜景だけでなく、新日本三大夜景の皿倉山などもPRされていました。門司港レトロなど観光地区もあり、工場以外にも魅力がたっぷりあります。角打ちと呼ばれる北九州の立ち飲み文化についても触れられていました。

富士市の活動報告

最後は富士市長によるプレゼンです。富士市の主な産業(製紙業)のお話や、製紙工場を中心とした工場夜景の特徴などをお話頂きました。他の都市では工場夜景クルーズが定番ですが、富士市では工場夜景電車が楽しめます。また、富士山など自然と調和した工場夜景が楽しめるのも富士市ならでは。

トークセッション~共同宣言~閉会へ

途中で休憩を挟み、八大都市代表によるトークセッションが始まりました。

八大都市代表によるトークセッション

トークセッションでは各都市における工場夜景観光の課題や今後の取り組みなどについて、ざっくばらんに話合われました。各地域の取り組みなど、プレゼンでは聞けなかったお話なども聞けました。その後はフォトコンテストの授賞式が行われ、今回は2名の受賞者が登壇されました。

8大工場夜景都市の共同宣言

そして八大工場夜景都市の代表者が集まり、共同宣言が行われました。宣言が始まると大きな拍手がわき、写真撮影をされるメディアや参加者の姿が目立ちました。

次回開催予定地の四日市市の告知

最後に次回開催地となる四日市市の副市長が挨拶をされました。次回は千葉市かと個人的に予想していましたが、四日市市が2017年に市政120年を迎えることもあり、会場が四日市市に決まったようです。工場夜景の規模や知名度も考えると、次回のサミットも盛り上がりそうです。

会場前から富士山を望む

サミットが終わった後、すぐに会場を出ました。昼間が晴れていても天気が心配でしたが、会場入り口前からも富士山が綺麗に見えていて、今日こそは綺麗な富士山夜景が撮れそうです。今までに4回も訪問してベストな状態で富士山を写せなかったので、「今回こそは」と強く成功を願いました。

当日、田子の浦ではスカイランタンのイベントが予定されており、イベントの様子も撮影できればと思い、早め公園へ向かいました。イベントや工場夜景スポットの様子は次回のブログで報告したいと思います!

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