写真家が選んだLenovo Thinkpad T460s

Thinkpad t460s
今回は10月末に導入したLenovoの「Thinkpad T460s」をご紹介したいと思います。
私は以前からToshibaの「Dynabook R632」というウルトラモバイルノートを愛用してきましたが、
以下の理由により、およそ3年半で現役を引退させることになりました。

(1)RAW現像がスペック的に厳しい(メモリ4GB・モニターのsRGBカバー率)

(2)バッテリーのセルが故障した(半分だけ)

(3)モニターの解像度が低い(1366*768)

(4)SSD 128GBの容量が限界

R632はWebプログラミングやメール・インターネットに使う分には何ら問題が無いのですが、私の場合は写真家としての活動にノートパソコンのスペックが重要となるので、思い切って新しいノートパソコンを購入することにしました。

まず、PhotoshopによるRAW現像を快適にこなすには相当なハイスペックマシンが求められます。
性能だけを追求するなら大型モニターやハイエンドなグラボ(Quadroなど)を搭載したノートパソコンを選べば良いのですが、重さも考えると現実的に外に持ち歩ける大きさではありません。

<こだわったスペック>

CPU:Core i5 以上

メモリ:8GB 以上

SSD:256GB 以上

重量:1.5Kg 以下

モニター:14インチ以上・IPSパネル・sRGBカバー率約100%

価格:20万円以下

その他:SDカードスロット、有線LAN、バックライトキーボード、D-SUB(できるだけ)

製造:国内生産

上記の条件を元にまず、「CPU・メモリ・SSD・重量・価格」だけで選定すれば、価格.comで”57機種“が表示(2016年11月1日時点)されました。選択できる機種が多く、国内メーカーのToshibaやマウスコンピュータも候補に入ります。Let’s Noteであれば過去のモデル(LX5など)もギリギリ予算内に収まります。

http://kakaku.com/pc/note-pc/itemlist.aspx?pdf_Spec101=39,40&pdf_Spec303=-1.0,1.0-1.5&pdf_Spec307=256-512&pdf_Spec308=8-&pdf_so=p1&pdf_pr=-200000

ところがモニターを14インチ以上に絞り込むと”8機種“にまで減ってしまい、ThinkpadとLG gramと旧モデルのLet’s Noteだけになってしまいます。14インチにこだわりすぎると候補が限られるため、いったんは13.3インチ以上で機種を選びました。

画面サイズで妥協した次にネックとなるのが液晶パネルの種類とsRGBのカバー率です。Dynabook R632はTNパネルが採用されていたようで、テキストやWebページを見る分には問題ないのですが、見る角度や向きによって色味が変化し、視野角の狭さが気になりました。なので、IPSパネルの採用をうたっているか、広視野角をうりにしたパネルを調べました。そして最終的に候補として残ったのは以下の4つのブランド・製品になりました。

  • Lenovo Thinkpad T460s
  • Panasonic Let’s Note LX5
  • Toshiba Dynabook RZ63
  • Fujitsu LIFEBOOK WS1/W

いずれも13.3インチ以上のモニターを搭載していて、CPUやメモリなど含め、スペック的には何ら問題がありません。多くのメーカーはモニターのsRGBカバー率を掲載していないため、まずDynabook RZ63について店頭でToshibaのスタッフに「RZ63のsRGBカバー率はわかりますか?」と確認したところ「公表していません」と即答され、以下のサイト「the比較」での測定結果は色域がかなり狭いようなので、残念ながら候補から外れました。(Dynabookは現在、中国生産のようです)

http://thehikaku.net/pc/toshiba/15r63.html

続いて、Let’s Noteも同様で、LX6やLX5など比較的新しい機種の測定結果は情報が無く、旧機種のLX3を参考にしましたが、色域はかなり狭いようです。
CPUなどスペックが高くても画像編集には少し厳しい感じがします。

http://thehikaku.net/pc/toshiba/15r63.html

そうなると残りの2機種はLenovoのThinkpadかFujitsuのLIFEBOOKになりますが、今回は以下の理由でThinkpad T460sを選びました。

http://thehikaku.net/pc/lenovo/16ThinkPad-T460s.html

○14インチモニターを搭載
○WQHDモデルはsRGBのカバー率が高い(FHDモデルはsRGBのカバー率が低い)
○他メーカーより安価
○構成によっては信頼の国内・米沢生産モデル(NEC)が選べる
○キーボードが他メーカー製品より格段に打ちやすい
○耐久性が高く信頼できる

Thinkpadの購入にあたり、インターネットでのオーダーを検討しましたが、タイミングによっては店舗で購入した方が割引率が高い時があるため、今回はヨドバシカメラで購入しました。ただ、T460sにはプレゼンで欠かせないD-SUB端子がついていないため、オプションで変換アダプター(HDMI→D-Sub)を購入し、予備のトラベルアダプターを購入して16万円を切る価格でした。納期は11月上旬を予定していましたが、予定より早く到着しました。

<T460sで選定したスペック>
CPU: インテル Core i7-6600U プロセッサー (2.60GHz, 4MB)
OS: Windows 10 Home 64bit – 日本語版
ディスプレイ: 14.0型WQHD液晶 (2560×1440 IPS)
GPU: インテル HD グラフィックス 520
RAM: 12GB PC4-17000 DDR4
DISK: 256GB SSD PCIe-NVMe

なお、GPUはやむをえずオンボードを選択しましたが、私が注文したタイミングではNVIDIAの「Geforce 930M」を選択できなかったためです(米沢モデル)。T460sをメインマシンとしてRAW現像(レタッチ)などに利用する場合は、GPU支援機能によってPhotoshopやLightroomがある程度快適に動作すると思われるので、これからT460sを購入される方はグラボ内蔵モデルを選んでおくと良いでしょう。

T460sは使い初めてから1週間も経っていませんが、画面も綺麗で見やすく、キーボードも打ちやすく、本当に素晴らしいノートパソコンです。
ThinkpadはLenovoに買収された後も研究・開発は国内(横浜の大和研究所)で行われており、海外メーカーでも安心して使えると感じました。
具体的な使用レポートは追って公開したいと思います。