夜景撮影が超簡単な理由

愛媛・四国中央の工場夜景

私が講師をさせて頂いたある夜景撮影セミナーでアンケートの結果を教えて頂きました。
私の夜景撮影の講義では基本的な撮影方法から設定方法までお伝えしているのですが、
内容が初心者向けになっていると指摘があり、初心者向けと上級者向けで講座を分けて欲しいという要望も寄せられました。

夜景撮影は一般的には難しいと思われがちですが、少しでも撮影経験がある方にとっては非常に敷居が低くなります。なぜなら、夜景撮影はカメラを固定してブレを抑え、絞り優先などで長時間露光をすれば、簡単に撮れてしまうからです。

基本的なカメラ操作などは数回の撮影経験で覚えられることでしょう。最近のデジタルカメラは高性能化が進んでいて、ある程度カメラ任せでも綺麗に撮れます。スマホも高感度化が進み、絞りやシャッター速度の知識が無くても、少しずつ綺麗な夜景が撮れるようになってきています。昔のコンパクトデジカメのように夜景に向けてフラッシュを発光するカメラも少なくなってきました。

そうなってくると良い夜景写真を撮るのに重要な要素はロケーション探しになってきます。良い撮影スポットを見つけることはとても重要で、あとは気象条件さえ良ければ簡単に綺麗な夜景が撮れてしまいます。

あとは構図や表現で差が出てくると思いますが、こればかりは好みであり、教えることが難しい部分でもあります。言い換えれば、上級者向けに講座で教えられるテクニックなどは存在しないのかもしれません。夜景スポットの場合はたいてい、撮る構図やアングルが限られていて、撮影場所によっては誰が撮っても同じような写真になってしまうこともあります。

カメラ初心者に教える内容であれば、カメラの固定や撮影モードの話で十分かもしれませんが、上級者に満足して頂ける内容となってくるとロケーションや作例の話になってくるのでしょうか。今後も初心者から上級者にして頂けるテーマを考えていきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました