姫路工場夜景撮影バスツアー【報告レポート】

夜景撮影セミナー・ツアー

2016年12月9日(金)に阪急交通社が主催する姫路工場夜景撮影バスツアーで講師をさせて頂きました。阪急交通社では10月から夜景撮影ツアーを毎月開催しており、初回は「ハルカス300(展望台)」で撮影会、2回目は「六甲山・摩耶山」のバスツアーを開催し、今回が3回目の企画となります。当日は約20名の参加者にご参加頂き、途中で夕立があったものの気象条件が良く、とても綺麗な工場夜景を楽しんで頂けたかと思います。ご参加頂いた皆様どうもありがとうございました。さっそくですが、ツアーの様子をブログにて報告させて頂きます。

工場夜景撮影レクチャー&バス移動

当日は12:30から阪急グランドビルの30Fにて事前講義があり、私は朝早起きして新横浜から新幹線移動で会場に向かいました。偶然にもその日は東海道山陽新幹線が遅延しており、よりによって原因は”姫路駅”付近のポイント故障とのこと・・・
姫路の工場夜景撮影ツアーの日だったため、少し不吉な予感がしましたが、講義開始の20分程前に会場へ到着し、大急ぎで準備にかかりました。

セミナー会場(阪急グランドビル)

<事前講義のテーマ>
(1)自己紹介
(2)工場夜景撮影入門
(3)夜景撮影機材の選び方
(4)工場夜景撮影テクニック(基礎)
(5)工場夜景撮影テクニック(応用)
(6)姫路の工場夜景スポット&作例紹介
(7)工場夜景撮影のマナー・注意点
(8)夜景写真家 岩崎 拓哉からのお知らせ

60分の事前講座では撮影の話に入る前に、工場夜景スポットの探し方や工場の種類など、工場そのものを知って頂くための話をさせて頂き、中盤からカメラの設定や機材の選び方などの説明をさせて頂き、後半には他のエリアと比較しながら姫路の各撮影スポットの作例紹介や解説をさせて頂きました。今回は公園や歩道からの撮影となるため、安全面ではそれほど不安はありませんが、念のためマナーや注意点についても簡単にお話させて頂きました。

講義時間は少し伸びて70分ほど頂きましたが、トイレ休憩を済ませて添乗員さんにバス乗り場までご案内頂きました。

バス乗車

今回は会場から少し離れたバス乗り場から乗車します。5名程度が乗車できる中型バスを手配頂きました。前回が40人近く乗車できる大型バスでしたが、網干地区は道が比較的狭いため小回りが利いてる方が動きやすいように思います。全員が前の方に2人ずつ座るため、隣の方との会話も自然と弾んでいました。関東と関西でバスツアーに同乗していますが、気のせいでしょうか?関西の方がバス車内の会話が賑やかに感じます・・・
途中、山陽自動車道を走行中に通り雨が降り、慌てて天気予報&雨雲レーダーをチェックしました。幸い、姫路の方は雨が降らず、到着時間以降は晴れ間が続くようでほっとしました。

1.網干なぎさ公園(展望台)

網干なぎさ公園からの夕日

1ヶ所目の網干なぎさ公園に到着しました。姫路を代表する工場夜景スポットとして知られており、展望台に上がると夕日がとても綺麗で、東側に見える工場のことを忘れ、皆さん夕景撮影に夢中になっていました。

網干なぎさ公園の撮影風景

西向きには日本触媒の工場が見えますが、工場とは距離があるため、メインは東方向の工場となります。

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完全に暗くなってからはダイセルが見渡せる東方向で撮影が始まりました。工場が横方向に広がっていますが、向きによって工場との距離や高さが違うため、構図に苦労されている方が多かったように感じます。

網干なぎさ公園

完全に暗くなってからも西向きの日本触媒方向を撮影されている方もいらっしゃいました。当日は私たちツアー参加者以外に写真を撮りに来られる方は一人もいませんでした。やはり平日だからでしょうか。

2.網干なぎさ公園(工場付近)

ダイセル

展望台に上がる前にロケハンも兼ねて、先に工場付近を案内しました。ここのポイントはダイセルの工場を間近に見渡せ、迫力ある写真が写せます。

ダイセルの工場夜景

今回は三脚を使わず全て手持ちで撮影しています。工場と距離が近いと、高感度+手持ちでなんとか撮影できそうです。

網干なぎさ公園(工場付近)

真っ暗な中、皆さん思い思いに撮影を楽しまれていました。足場が暗いため、参加者の方が怪我をされないか気を遣いました。

3.エコパークあぼし(見晴らし台)

エコパークあぼしからダイセルを望む

続いてバスで「エコパークあぼし」に向かいました。トレーニング施設などが開放されていることから、夜間も市民の利用が多く、公園をジョギングされている市民の方もいらっしゃいました。公園内にある見晴らしの丘からは海を挟んでダイセルが見渡せます。網干なぎさ公園とはまた違った角度から楽しめるのが魅力です。

エコパークあぼしでの撮影風景

見晴らしの丘からの撮影は20名ぐらいでいっぱいになりました。手前の街灯の映り込みに苦労されている方が多かったです。私が11月にロケハンした時は木々を利用して映り込みを隠せましたが、今回は葉が落ちていて映り込みを防ぐのに苦労されていました・・・

4.網干臨海大橋

網干臨海大橋から望む日本触媒

最後は網干臨海大橋の歩道へ。橋の脇道から歩道へ上がり、好きな場所に移動して頂いて、日本触媒方向を撮影しました。当日は風が強かったのですが、水面に反射した光が美しく、ISO感度を下げて長時間露光で撮影される方が多かったです。

網干臨海大橋での撮影風景

網干臨海大橋でも撮影時間を長めに取っていましたが、さすがに気温が低かったせいか、早めにバスに戻られる方もいらっしゃいました。また、橋の奥の方まで移動されて撮影される熱心な方もいらっしゃいました。

ツアー終了~大阪へ

夕食のお弁当

20時頃に最後の網干臨海大橋で撮影を終え、バスに戻って添乗員さんからお弁当とお茶を頂き、夕食を頂きながら、途中サービスエリアに立ち寄って、22時前に梅田駅周辺に到着しました。どうしても夜の撮影ツアーになってしまうため、現地で夕食を頂くのが難しいですが、お弁当をご用意頂けるとほっとします。

梅田駅周辺でご参加頂いた皆様を見送り、そのまま新阪急ホテルにチェックインしました。今年から良いご縁があって関西で撮影ツアー講師をさせて頂くことになりましたが、来年以降も関西エリアで精力的にツアーを開催できればと思っています。今後の撮影会・ツアー情報は下記ページにてお知らせしますので、ご興味のある方は是非ご覧頂ければと思います。

旅行説明会 開催のご案内

関西の皆様とも引き続き、夜景撮影ツアーでお目にかかれることを楽しみにしています!

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