夜景写真家 岩崎 拓哉 ブログ

夜景写真家・フォトグラファー 岩崎 拓哉のブログ

形から入るということ

DMC-LC33

はじめに断っておきますが、「形から入る」こと自体を否定しているわけではありません。

私が夜景写真家を名乗りはじめた2003年頃と比べ、カメラの進化には日々驚かされています。
フルサイズセンサーを搭載したカメラも値段が下がり、レンズを含めて20万円前後で購入できる機種も見かけるほどです。

私が夜景写真に夢中になりはじめた頃に使っていたカメラは300万画素で乾電池型のコンパクトデジカメでした。三脚はvelbonの3,980円で売られていた記念写真用のタイプです。マニュアル撮影もできないカメラでしたが、カメラの限界を感じるまで写真を撮影し、次にハイエンドクラスのコンパクトデジカメ(Powershot G5)を購入し、マニュアル撮影を習得しました。レンズ交換型ではなかったため、レンズの光学性能に限界を感じ、翌年にCANON EOS 10D(APS-C)を購入しました。コンパクトデジカメで夜景を撮る方法をしっかり勉強していたこともあり、思いの外デジタル一眼レフにスムーズに移行できたことを記憶しています。フルサイズ機に移行したのが2010年なので、APS-Cとフルサイズのそれぞれの良さを肌で感じています。

自分は夜景写真を撮り始める前、音楽に夢中でした。憧れのアーティストもいたこともあり、ギターを弾くことも楽しかったのですが、当時の自分は形から入ることにこだわりすぎ、練習をすることよりも機材を揃えることばかり考えていました。腕に見合わないほどの機材を揃えてしまい、レコーディング用の高価なMTRやライブハウス用のキャビネットまで、色々揃えました。音楽を止める時にこれらの機材は全て売却しましたが、その時に機材を揃えることよりも腕を磨くことの大事さを感じました。

当時の音楽活動の影響もあり、機材は段階を得て揃えるようにしています。
機材を持つことが目的ではなく、綺麗な夜景を撮影し、夜景の魅力を伝えることが目的なので、不要な機材はすぐに売却しています。一眼レフもここ最近はミラーレスを含め2台体制のみで、3台持つことはまずありません。レンズも使用頻度の低いものはほとんど手放しました。三脚も使わなくなったものは友人にプレゼントしました。(三脚は売値があまりつかないので)

10年前に比べて、一眼レフの値段は下がり、初心者が買えるエントリークラスも充実していますが、Web(SNS)でリサイズして写真をアップするだけなら、フルサイズもAPSもそれほど大差はありません。これから趣味で夜景写真を撮り始めるなら、むしろミラーレス一眼でも十分な気がします。

いきなり立派な機材を揃えるのも良いですが、プロを目指すわけでもなければ、色々な撮影地を回って写真を撮り続ける方が結果として上手くなるように思います。フルサイズが必要になるケースは意外と限られそうな気がしますし。

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